むやみに路肩へごみが捨てられたり、マナーの悪さが目立つ昨今であるが、 将来、子供たちに何を残すか、身近なごみ処理問題を考えてみよう。
ごみをそのまま捨てれば土壌を悪化し地下水に浸透しやがて人の生活は健康を害するようになる。 そのまま焼却すれば大気汚染やCO2によってたちまち地球温暖化に繋がる。 そして資源は使い捨てを続ければいつかは枯渇する。
この問題は、地球上の国,各地の役所・自治会が率先して取組み、さらに各自が認識を強化しなけ ればならない。焼却を減らし資源をリサイクルし地球環境を守る為、ごみ分別はごみ処理問題のス タート地点と言える。まずは思い当たるわが街の問題点をいくつか洗い出してみよう。
(1)ごみ捨てルールが知られていない。 ・ごみ袋への名前書きがフルネームでない。分別誤りがあるとフィードバックできない。 ・地域外の人が捨てていく。一時置きのスペース確保や管理に責任が持てない。 ・ごみ出し時間が守られない。日々回収のない物は放置され邪魔になる。
(2)分別を徹底するための気遣いがない。 ・マニュアルで分類している配色が袋の色と違っていて分かり辛い。 分類 ハンドブックでの配色 袋の色 不燃ごみ 青 黄 可燃ごみ 橙 橙 プラスチックごみ 黄 透明
・『プラスチック製容器包装』のように分かり辛い名称は混乱をまねく。 これを一覧表ではプラスチックごみと略して表記しており、 プラスチック自体のごみはこの分類ではなく可燃ごみとしている。 例 分類 DVDの外装フィルム プラスチックごみ DVDのケース 可燃ごみ DVD 可燃ごみ フロッピーディスク 不燃ごみ インクリボン 粗大ごみ
分別のやり方は、いろいろな条件で変遷していくので、今これが良くても将来は違うかもしれな い。従って一時置き場へごみ捨てルールや最新状況が見える掲示板を設置して情報を共有できるよ うにして欲しい。その時、上記(2)のような行政の一方的なやり方では失敗するので不具合状況 などよく調査し広く意見を聞き入れ改善を計っていくよう要望したい。
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